地震や大雨などで最近は多くの災害が発生して災害時に一番困る事はライフラインが壊れ復旧に時間がかかる事も多いです。
あたりまえに使えた電気や水道が使えなくなると、とても不便で本当にありがたみを実感しますね。
公共の水道水が災害などで使えない時に自家水である井戸水があれば助かりますが、どこの家庭にもある訳ではないです。
都会とは違い田舎なら井戸水を使ってる家庭もまだあり昔のような大きな井戸ではなく最近はボーリングで深くまで掘って汲み上げているところも多いです。
公共の水道水に比べ水質に地域差がありそれが水道管など器具にも大きく影響する事も知って欲しいですね。
安心安全でありたい Let’s go DIY!
災害時に井戸水などの自家水は役立つ!水質的には器具に悪い影響も?
日本の公共水道水は安全で衛生面で優れどんな地域で飲んでも安心なお水です。
しかし災害などによって道路などに設置さられた配管がこわれると各家庭に給水されない事もあり、こんな時には井戸水があれば便利です。
井戸水が使えるメリットは
- 災害など公共水道が出ない場合でも使える。
- 井戸水は年間を通じて温度が一定しているので夏は冷たく冬は暖かく感じ年中気持ちよく使えます。
- 野菜など洗ったり冷やしたりするのには最適で飲んで美味しい水も多いですね。
- 設備にお金は掛かりますが天然水にはお金がかかりません。
災害時に配管が壊れ断水が起こった状況で水が出ないという事は最近でもよく目にしますが井戸水が使えたならとても便利だと感じるでしょう。
飲料水とするなら定期的に保健所などで検査して安心して飲んで欲しいと思います。
井戸水はや掘ってある深さや地域によって含まれる成分も違ったりするので、全ての井戸水が飲めるとは言えないので検査は必要ですね。
井戸水が原因のデメリット
井戸水には鉄分なども多い関係から水道管や水道器具に影響を与える事も多いです。
昔はつるべや手動のポンプで汲み上げていたり井戸用ポンプを使っていてとしても水栓器具自体が簡単な構造だったのでそれ程は影響はありませんでした。
最近はサーモスタットのシャワー水栓やエコキュート温水器などの機能も複雑になっているので井戸水の影響を受けています。
井戸水で一番気にしたいのは金属などへの腐食で、サーモスタット部や電磁弁など細かい金属に影響し故障の原因も多いでしょう。
井戸水は夏場冷たくて気持ちいいのですが、井戸水の温度と気温の差があり配管などが結露します。よく使う場所では床や壁も濡れるので注意して欲しい。
災害時に井戸水などの自家水は役立つ!でも水質によては配管や器具に致命的な負具合も!
井戸水で起こる不具合で怖いのは水質による金属などの腐食ですが思っている以上に深刻な事が起きます。
恐れさせているのではないですが、家庭の水道水を井戸水しか使っていないお宅で実際に起きた事で
家に誰もいない状態で洗面台の根本の管が突然折れて家の中が水浸しになってしまった事があります。
洗面台の止水栓部分は比較的腐食に弱い材料だったりするので、知らず知らず腐食が進んで水圧に耐えられなくなり水漏れを起こします。
これはプロでも修理中にも起こり焦る事もありますよ💦
公共の上水道だとお客さんが言われていた事で器具側にある止水栓を閉め修理を進めている途中で突然配管が折れ水浸しになる事もあります。
井戸水だと分かっていたらポンプをとめて作業するのですが、、
少しの力で折れるほど腐食しているので井戸水配管は慎重に作業しなくてはなりません。
井戸水のデメリットは水質によては配管や器具のつまり!器具の保証も受けれない!
井戸水の中にはっ不純物も含まれているのいでストレーナーなどにゴミも詰まりやすいです。
もちろん、配管内にサビが発生する事もあるのでサビが配管内に詰まりやすいのも事実。
器具のストレーナーの掃除を頻繁に行わないと水の出が悪くなり、そこにまたサビが付着してどんどん出が悪くなります。
配管内がつまってしまう事は上水道でも起こりますが井戸水とは比べ物にならないですね。
それほど井戸水は器具に対してつまりや不具合が多いという事は理解しておきましょう。
鉄の配管の場合、水の通る穴の径が小さくなり水圧もなく最終的には水が出なくなるといった事も起きます。
家庭内の配管には塩ビ管、鉄管、ステンレス管、銅管、ポリ管など様々な配管が使われていますが、井戸水に強い材質といえば塩化ビニール、ステンレス、ポリ管といったところです。
鉄管や銅管は特に腐食しやすい金属で、給湯器などの内部でお湯が流れる部分は銅管が使われているのでピンホールの穴があく事もありますよ。
もちろんお湯側の屋内配管が銅管の場合も穴があく事もあり長い年月使っているなら注意も必要です。
うちの温水器はステンレスタンクのだから大丈夫だと思っていても内部の配管部分は銅管ですね。
各水道機器メーカーは井戸水の使用で保証はされてません。
温水器などの機器は井戸水使用では保証されない事もあり注意が必要です。
最近は井戸水対応の温水器もあるみたいです。
温水器など高温になる機器以外の自動水栓、トイレのウォシュレットなどの機器も井戸水使用で壊れる事も多く保証されない場合は多いです。
井戸水のデメリットは水質によては配管や器具のつまり!異種金属の接合部分!
全ての水道配管や継手が同じ素材ではないので異常が起きやすいと言われています。
異種合金の接続部分は腐食しやすいので注意が必要で、特に井戸水の場合は気を付けたい。
鉄と真鍮などの砲金はその接続部分が特に腐食されやすいです。
鉄管とバルブ部の接続部分が錆びが酷いのは異種金属の接続部分だからでしょう。
例え架橋ポリエチレン管であっても継手が真鍮系の材質であれば井戸水に影響され更に異種金属との接合部分であれば腐食は起こりやすいと言えます。
災害時に便利に使える井戸水は自然の恵みであり年中気持ちよく使えますが水道設備に影響も与えるので生活の中で上水道と井戸水の使い方を考えて使って欲しいです。
まとめ
災害時に公共水道が断水している状態でも井戸水の設備があれば使えたりします。
自然の恵みである天然水は年中を通し温度も一定してるので気持ちよく使えますね。
ただし、井戸水に含まれている成分によって金属などに悪い影響を与える事もあり注意も必要です。
井戸水のメリット
- 災害など公共水道が出ない場合でも使える。
- 井戸水は年間を通じて温度が一定しているので夏は冷たく冬は暖かく感じ年中気持ちよく使えます。
- 野菜など洗ったり冷やしたりするのには最適で飲んで美味しい水も多いですね。
- 設備にお金は掛かりますが天然水にはお金がかかりません。
井戸水のデメリット
- 井戸水の成分には鉄分も多く含まれているためか金属の腐食に注意。
- 水栓器具や給湯器などのフィルターがつまりやすい。
- 配管などの結露で濡れる。
最近の水道機器は複雑な構造で井戸水を使う前提で製造されていないので不具合が起きる事で機器の保証もされない場合がありますよ。
井戸水は便利でありながらも自然の恵みである生の天然水なので現代の生活環境にあわせた使い方で使ってくださいね!
今回も最後まで読んで頂きましてありがとうございました!