トイレの中に水漏れする?タンク内にあるふたつの部品が主な原因!

トイレのトラブルで多いのはタンク内の水漏れ!

いつもチョロチョロ水の流れる音がしたり便器の中へ少しの水がずーと流れている症状があるならタンク内のトラブル!

主にふたつの部品が原因なので交換しましょう。

Let’s go DIY!

トイレの中に水漏れする?タンク内にあるふたつの部品が主な原因!

トイレのタンク内で水漏れの原因は主にふたつ!

  • ボールタップの不具合
  • 排水フロートバルブの不具合

ボールタップはトイレタンクに水が入り満水になると止まる構造。

排水フロートバルブはタンク内に溜まった水を便器へ流す、止めるの役割。

ボールタップが悪いとタンク内が溢れるのでオーバフローから便器内へ水漏れしフロート弁(フロートバルブ)が止まらない時も同じです。

どちらかの部品が悪いのか両方共が悪い場合もありますよ。

 

タンク式トイレはボールタップ式からダイアフラムの構造に変わって来ています。

ダイアフラム式の場合、タンク内に水が入る止水部分の構造が違いダイアフラムが悪くなると、タンク内に水が溜まる時間がとても長くなるといった症状がでます。

一回は普通に水を流せても次の水が溜まらない場合はダイアフラムの不具合も考えられダイアフラム部を交換しましょう。

 

タンクレスのタイプはタンクに溜まった水の落差で流すタンク便器とは構造が違います。

トイレの中に水漏れする?ボールタップの不具合と交換!

タンク内のボールタップは蛇口で言うとハンドルの開け閉めを水の溜まりでコントロールする部品です。

水の出口のパッキンをボールの浮力とテコの原理で開け閉めします。

基本的にパッキンが悪くなったり動きが硬くスムーズに動かないなどの症状が出て来ます。

交換すれば直りますが、メーカーや型式によっても形状が違ったりするので適合する部品を用意して下さい。

 

ボールタップを交換!便器、タンクの形式を確認!

トイレの型式は便器側とタンクに分かれていて便器の足元で奥側に印字されている場合が多いです。

タンク側だと正面の蓋下の辺り左右どちらかであったりサイド面下の方です。

 

ボールタップの取り替え手順

ボールタップはトイレのタンクに貫通している穴にナットで締め付けられています。

  1. 一番に止水栓を止めます。
  2. タンク内の水を流す。
  3. タンクのフタを開ける。
  4. 給水管の接続部分を外しボールタップもナットを緩め取り外す。
  5. ボールタップを取り替え接続部分のパッキンも取り替えて欲しい。
  6. タンクのフタを戻し止水栓を開ける。

手順としてはこんな感じですが注意するところ!

3番のタンクのフタは手洗い付き、手洗い無しで違います。

手洗い無しの場合はタンクのフタは簡単に取れますが、手洗い付きでは吐水管の接続部分はメーカーや型式によって大きく違います。

 

タンク蓋の裏にあるホースを緩めて外すタイプや差し込み式などあります。

このタイプはタンク裏側の吐水口に締め付けられていて白い部分を緩める。

4.接続部のパッキンは一度外すと割れたり変形してるので新しいパッキンと交換した方が良い。

6.フタを戻す時にも確実に接続されてるか確認してないとタンク外への水漏れになりますよ!

 

トイレにはタンクに手洗い器があるタイプと無いタイプもあるので形状も違いますが、ある程度どんなメーカーや型式でも対応出来るタイプもあるので古いトイレで補修用部品が無い場合はこんなタイプで対応しましょう。

ボールタップの応急処置として取り付けてる棒を少し曲げ止まりやすくする方法もありますが、止まりが悪いのは部品の老化ですので交換が必要です。

昨日まで全く水漏れが起こってないのに突然漏れ始めたなどの場合は、ボールタップのパッキンへゴミが噛んでる可能性もあるのでタンク内のボールタップを何度か押し下げ上げるを手動で繰り返すと部品内のゴミが取れる場合もあります。

止水栓を開けた状態で行うので注意!手洗い付きタンクの場合はふたの手洗い金具に繋がるホース部分から水が出るので指で押さえるなどした状態で行う。

 

トイレの中に水漏れする?排水フロート弁の不具合!

フローバルブの老化で便器内に水漏れする事も多いです。

フロート弁(フロートバルブ)はトイレタンク内でも水に浸かった状態で老化してます。

トイレのレバーにクサリで繋がれている部品で、タンク底に延びたオーバフロー管に左右を引掛けた状態で取り付けてあります。

フロートバルブの取り替え手順

  1. 一番に止水栓を締め水を流し止水の確認。
  2. タンクのフタを開けレバーのクサリ、フロートバルブを外す。
  3. 逆の手順で取り付け。
  4. フタをして止水を開ける。

フロートバルブはオーバフロー管のツメに引っ掛けているだけなので簡単に外れますが、メーカーや型式で形状や取り付け方も違います。

フロートバルブはゴムの老化で触ると手が真っ黒になるので使い捨てビニール系手袋を着けて作業した方がいいですよ。

 

クサリの長さを調整して取り付けるのですが、レバーが正位置でクサリ玉が2~3玉余裕があるように!

レバーの形状などで長さは調整して下さい。

 

最近のトイレタンクは陶器タンクの中にプラスチックのケースがある二重構造も多くボールタップ式ではない場合もあります。

フロートバルブの部分もパッキン形状が違う場合もあるのでメーカーや型式の合った部品で取り替。

ちょっと難しいと感じたらプロにお願いした方がいいですよ!

ダイアフラム式の場合ダイアフラムやストレーナーなど触る場合も絶対に止水の確認をお願いします。

水の出が悪いからと外した時に水が噴き出てトイレが水浸しになったお客様は多いです💦

まとめ

水栓トイレの水漏れで多いのが便器内にいつも少し水が流れている状態になる事。

タンク内のボールタップやフロートバルブの老化が原因です。

タンクに給水する水がポタポタ止まらないからオーバフロー管から便器へ流れたり、タンクに溜まった水がフロートバルブの老化で水が逃げている状態の二つが主な原因です。

ボールタップやフロートバルブはどれも似たよう形状なのですが、メーカーや型式で全く違うのでそのタンクに合う部品と交換して下さい。

DIY!で作業でする時は必ず止水の確認をして安全に行ってくださいね。

お家の方が自分で直そうと触っていて水浸しになった現場を何度か目にしてるので水が完全に止まってるかもう一度確認して行ってください。

今回も最後まで見て頂きまして、ありがとうございました。