水道の蛇口から水漏れ⁈DIYで修理したいなら安心安全な作業を!

突然、水道の蛇口から水が止まらない!しっかり締めたつもりでもポタポタ水が落ちてしまう

蛇口の締まりが悪いなどの水栓トラブルも多いです。

緊急対策や応急処置を知ってDIYは安心安全に行いましょう。

水道の蛇口から水漏れ⁈DIYで修理したいなら安心安全な作業を!

水道水の蛇口からの水漏れを自分で何とかしたいならまずは、水道の元栓を止めましょう。

コチラの記事を参考にして下さい。

最近は蛇口、水栓の種類も多くあり、いろんなタイプの蛇口があります。

単栓から湯水の混合タイプ、サーモ水栓に自動に止まる定量止水栓など多くの水栓が各メーカーから出されていて

昔の簡単な構造の単栓に比べるとシングルレバーなど混合タイプの内部は複雑な構造となっています。

パッキンを交換するだけの単栓に比べ、切り替え部品やカートリッジの交換をしなければ直らない水栓も多いのでDIYで行うには少しハードルも高いので注意してくださいね。

ちょっと難しいと感じたら無理せずプロにお任せした方が安心安全です。

水道の蛇口から水漏れ!単栓の場合は簡単⁉

最近の家庭で単栓の蛇口を使ってる場所は屋外の散水用の水栓柱や散水ボックス内に取り付けられた蛇口くらいでしょう。

屋内では洗濯用水栓で使われているケースもありますが、最近では洗濯機用ワンタッチ式のレバータイプも増えていて単栓と言っても少しタイプは違います。

ただ、洗面所やキッチンの下にあるアングル止水栓やストレート止水栓などは構造的には単栓の蛇口と同じでケレップパッキンが使われています。

単水栓の場合、蛇口から漏れる、止まらない場合はハンドルの根元にあるケレップパッキンが痛んで水漏れの原因となる場合が多いので交換しましょう。

ケレップパッキンは小さなコマ状のパッキンで金属に張り付けられた部分のゴムが傷んで水が止まらなくなります。

赤丸で囲んだ部品がケレップパッキンですが右のようなプラスチック系や左側の止水栓のようなハンドル軸に固定されてコマ自体が一体型の形もあります。

交換するには蛇口のハンドル下にあるグランドナット(青丸)を反時計回りにいっぱい緩めてハンドルも同じ反時計回りに緩めるように回すと本体から上に上がって来るので外れます。

ケレップパッキンは蛇口内に入った状態なのでラジオペンチやピンセットのような物でつまんで取り出して交換します。

交換する時の手順とポイント

  • 完全に水は止まっているか止水の確認
  • ハンドルは少し緩めておいてグランドナットを緩めながらハンドルも同時に回す方が外しやすい。
  • ケレップパッキン自体が引っ付いたりバラバラになっている事もあるので外した後、中に何か落ちてないか確認。
  • 配管内の接着剤やゴミなどがある場合取り除く。
  • ケレップパッキンを入れハンドルを戻す。

ケレップパッキンはホームセンターなどで単体で売っています。

形状が少しに違う節水型もありますが、ほとんどの蛇口に適合しますよ。

ハンドル軸とケレップ一体型の場合、ケレップコマは取れないのでゴムの部分のみ交換ですが、古い蛇口だとゴムを止めているネジが緩まない事もあります。

古い蛇口の場合は絶対無理に行わない。

ネジが折れてパッキンが外れてしまうとその部品は使えなくなり水漏れは修理不能。部品を交換するしかありません。

裏ワザ‼

緊急時や応急処置として他の一体型ではない蛇口のハンドル部とケレップパッキンを組み合わせて取り付け。

別に古い蛇口など部品を用意する必要があります。

古い蛇口の場合、ケレップパッキンを交換しても水の止まりが悪い事もあり、蛇口本体の傷によって止まりが悪い時は蛇口交換になります。

水の止まりが悪い時にはケレップパッキンを交換する前に一度確認!

パッキンへのゴミかみも考えられるので一度ハンドル全開で勢いよく水を出し止めるを何度か繰り返す事で水が止まる事もありますよ。

水道の蛇口から水漏れ⁈ハンドルの辺りから漏れる!

単栓でも混合栓でもハンドルを回転させて開け閉めするタイプの場合、ハンドル部から水漏れする事があります。

水を出そうとした時にハンドルの下辺りからポタポタ落ちる事が多いです。

この場合はハンドル下グランドナットの中にある上部三角パッキンが摩耗している事が原因。

簡単に直したい時は、グランドナットを締め付ける事で止まったりする事も多いです。

ただ、グランドナットを締めすぎるとハンドルの開閉が重くなり使い勝手が悪くなるので交換も必要です。

上の写真のハンドル下の青丸部分を分解すると下の青丸のパッキンが三角パッキンです。

右のグランドナット、三角パッキン、ワッシャーの順で上から重なっていてこのパッキンを交換するとハンドル部の水漏れは止まります。

三角パッキン交換のポイント。

  • このパッキンはハンドルを外さないと交換出来ません。
  • ハンドル部が写真のようなメッキの場合、ギザギザのネジで締め付けていますので、モータープライヤーなどでネジを緩めハンドルを抜きます。
  • 混合栓などのプラスチック系ハンドルの場合、ハンドル中心に+ネジが隠されている事が多く蓋を先の尖った千枚通しやカッターナイフで外しネジを緩めて引き抜く。

参考写真

ハンドル部隠しキャップ

ハンドルを外してナット構造と違う場合はハンドルスピンドル部品の交換となる場合もあります。

プラスチックハンドルの場合、グランドナットの形状が違い小さなギザギザ状の時は、モータープライヤー等で緩めて下さい。

ネジの緩める方向は反時計回りです。

ハンドル部がちょっと違うと感じたら無理に手を出さない事も大切。プロにお願いした方がいいですね。

水道の蛇口から水漏れ⁈パッキンの交換でも直らないなら蛇口の交換!

公共水道の場合、自分で修理、部品交換出来る範囲も各自治体で違うので水道局に確認して行ってください!

自家水の井戸水の配管であれば自分で行えます。

単水栓の交換ならそれ程難しくないのでDIYでも行えます。

配管から蛇口接続は、ねじ込み式で、反時計回りに蛇口を回すと緩んで外れます。

蛇口のネジ部分にシールテープを巻き時計回りに締め付ければOK!

ただし蛇口を緩めようとしても固着している場合、無理に緩めると配管に負荷がかかり配管が壊れる可能性もあるので注意してください。

締め付けて蛇口を真上の所で止めるのですが、蛇口の向きが途中で硬く止まる場合シールテープの巻き量で調整します。

シールテープは基本的に2~3回巻き付けるだけで良いのですが、締め付け最後で向きが合わないので巻きを多くして合わします。

シールテープ巻きのポイント

  • 時計回りに巻いて行く事でテープが嚙み合って行きます。逆巻きだとテープが緩む方向になるので注意!
  • 蛇口のネジにしっかり巻き付け爪でネジに押さえ込むとシールテープが滑り難い。

裏ワザ‼

シールテープがどうしても滑ってしまう場合、ネジにヘルメチックなど配管用漏れ防止剤など塗布して締め込む!

シールテープを巻いた上に塩ビ管接着剤を極少量塗布する事で表面の滑りが良くなり締め付け易い場合もありますよ。

水道水は体内に入る物なので全て水道用に指定された物を使用してください。

蛇口の交換ポイント

  • 水は完全に止まってるか止水栓の確認
  • 蛇口の取り外しは本体を半時計回りで緩める。
  • 素手で回らなければ工具などで挟んで回す。
  • 力を入れても緩まない場合はそれ以上無理な力はかけない。
  • 配管の継ぎ足し部品も一緒に外れる事もあるのでその部品を流用して取り付ける。

パッキンの取り替えや蛇口交換で上手くできない場合は、応急処置として一時プラグで止水して、その水栓以外の水は出る状態でプロにお願いして下さい。

蛇口を緩める時に硬くて壁の中で配管自体がねじれる感覚がある時は危険信号!

無理に回すと配管が折れる事もあるのでプロにお願いしましょう。

壁の中で折れた場合、壁を壊して配管の修理となりますよ。

そうなった場合は修理完了するまで水道は止めたままの状態ですので無理は禁物!

まとめ

単栓の蛇口が水漏れの場合、ケレップパッキンやグランド部分の水漏れが多いです。

ケレップパッキンやグランド三角パッキンを交換する場合の注意点

  • はじめに水道の止水の確認をする。
  • パッキンを準備してから行う。
  • 両方とも同時に交換するのも良い。
  • ハンドル部下の構造が違う場合は無理して分解しない。

蛇口交換の注意点

  • 硬く固着してる場合無理して緩めない。
  • シールテープの巻き方で締め付けを合わす。
  • ネジ用接着剤は水道適合品を使う。
  • 最悪の場合ネジ穴にメクラプラグで止水。

DIYで行う場合のポイント!

  • 水が完全に止まってるか確認。
  • 外す時にパッキンの向きや順番をおぼえておこう。
  • 工具の嚙み合わせを確実にして使う。
  • 少し難しそうと感じたらプロにお願いしましょう!

安心安全なDIYで修理して欲しいので絶対に無理せず行ってくださいね。

それと、くれぐれも怪我に注意!作業用手袋も手を保護します。

今回も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。